才能や能力を活かして、
みんなが活躍できる社会を

多くの個性に出会い、その力を目の当たりにしてきた私たちだからこそ
創り出せる社会があると信じています。
多様性を認め合い、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現を目指し、
これからも活動をつづけていきます。

⼈の可能性は無限大

SHIFTは、年齢、性別、国籍などに関わらず、実に多様な人たちが働いている会社です。そのなかには、もちろん“障がい者”と呼ばれる方々もいます。みんなが、SHIFTの事業成長を支える重要なメンバーたちです。

SHIFTで働くメンバーたちは、それぞれが、そのもてる才能や能力を発揮し、活躍しています。抜群に優れたエンジニアスキルをもつ人、寡黙にひたすらシステムの不具合を見つけ出せる人、映画かと見紛うほどに美しい映像を創る人…「得意なこと」は、人それぞれです。そして、その個性は「職業」となりえます。もちろん、絵を描くことが得意という個性をもった人は、それを職業にできればいいはずです。

SHIFTという“社会”のなかで、一人ひとりが「得意なこと」を存分に発揮できる環境を整えることは、企業としての使命です。そうした環境を当たり前に提供できてはじめて、企業はようやく意味を成すのだと考えています。社会全体も、同じくそうあってほしい。だからこそ、私たちの取り組みが多くの人に気づきを与える機会になればと思っています。

株式会社SHIFT
代表取締役社長
丹下 大
株式会社SHIFT 代表取締役社長 丹下 大

SHIFTにおける多様性

SHIFTは、事業規模の拡大と同時に、多様な人材がやりがいをもって活躍できる職場づくりに努めてきました。障がい者の方々が、安心して力を発揮できる職場環境と73もの業務の整備もその一つです。たくさんの仲間とともに約9割の方が一年以上SHIFTで仕事をつづけ、日々の仕事の成果もきちんと評価されています。

多様性をあらわすデータ

障がい者の就業状況

  • 雇用率※1

    2.36%

    法定雇用率2.30%、実雇用率2.15%※2ともに上回っている

    2021年6月時点

  • 従事業務数

    73業務

    2020年10月時点

  • 職場定着率

    88%

    障がい者の1年以上の職場定着率の平均値58%※3よりも上回っている

    2020年7月~2021年6月末

  • 昇給率

    3.1%

    民間企業における常用雇用者の平均昇給率1.7%※4よりも上回っている

    2020年8月時点

自分らしく活躍できる
社会の実現を目指して

  • 障がい者アーティスト「アウンさん」の想い

    才能のある障がい者アーティストがいるとの紹介を受け、私たちはアウン リン タッさんに会いにいきました。アウンさんは、絵が好きで、小学校のときからずっと絵を描きつづけてきました。その才能はたぐいまれで、作品がバスのラッピング画像として選ばれたこともあります。しかし仕事として絵を描ける機会はなく、現在は、絵とは無縁な軽作業を行う福祉事業所に通うかたわら、自宅で絵を描きつづけています。アウンさんは、大好きな絵を描くことを仕事にしたいと強く思っているのです。

  • アウンさんの家族の想い

    親は、常に子どもを第一に考え、心配し、子どもの人生が豊かになるよう心を砕くものです。とりわけ、障がいをもち、生活面・経済面での自立が十分でない方々のご家族は「自分たち亡き後、自らの子どもがどうなるのか心配でならない」と考えています。その言葉に込められた想いは計り知れませんが、その不安な気持ちは私たちも想像に難くありません。アウンさんのご両親もまた「自分たちがいなくても、幸せに暮らせるようになってほしい」「自分の好きなことをさせてあげたい」と強く願っていました。

  • SHIFTの想い

    私たちは、日々障がい者の方々の採用や働く環境の整備に努めています。そのなかで、障がいをもった方々の就労に関するさまざまな課題に直面し、彼らを取りまく環境や実態に多くの疑問を抱いていました。現在、企業で働く障がい者の方々の仕事は、清掃や書類封入のような軽作業や事務作業がほとんどです。しかし、私たちがともに働くなかで感じてきたのは、彼らにはもっとさまざまな仕事にチャレンジする力があり、個々が得意なことを活かせれば、いま以上に仕事や働き方も選べるはずだということです。そのために、あらゆる多様性を受け入れ、個の力を最大限に引き出せる環境が必要だと思っています。
    アウンさんの「アーティストとしてありたい」という想いと、そのご家族の不安や心配する気持ちに触れたとき、“SHIFTだからこそできる何かがあるのではないか”という考えがより強くなりました。
    アートで自らの世界を切り拓き、表現しようとするアウンさんや他の多くのアーティストの方々の力を借りて、彼らの才能と能力にスポットライトを当てていきたいと考えています。